薪ストーブの焚き付け作り キンドリングクラッカー組み立て & 割り比べ(vs ハスク手斧、シルキーナタ)
焚付づくりは、僕の仕事でした。ときには、早朝の真っ暗な中で寒さに耐えながら焚付を作ることも。
ナタをメインで使っていたけど、雰囲気重視で手斧も購入。でも、なかなか使いこなせない。
その後、薪ストーブのお店に行った時、奥さんが「これなら、私も焚き付け作れそう」というし、扱いも簡単そうなので、キンドリングクラッカーを購入!
キンドリングクラッカーとは
13歳の若き発明家、エーラ・ハッチンソンは、斧で焚き付けを作るお母さんのケガを心配して、このキンドリングクラッカーを考案しました。
特徴
● 刃の部分に手が入らない設計のため、安心して作業できる
● 力の弱い女性や高齢者でも扱いやすい
● スピーディーに割れるので焚き付けづくりの時間を短縮使い方
薪を安全リングの中に通し、片手で薪を軽く支えながら刃に食い込む程度にハンマーで軽く叩きます。手の支えをはずし、引き続きハンマーでたたき割ります。
箱出し
中身は、本体と日本語のマニュアル1枚。
刃はこんな感じ。触ると、少しカエリが残っている。
コピー用紙を当ててみるが、切れる様子はない。
取り付け
ネジは付属していないので別途購入。
ちなみに、固定せず本体のみで使った事がある人曰く、安定せずうまく割れないらしい。
用意したもの
8mm x 65mm のコーチボルト
コーチボルトとは、頭が六角になった木ネジ。レンチを使う事で、よりトルクをかけて締め付けられる。コーチスクリュー、六角木ネジと呼ばれることも。
メーカーの動画には8ミリのコーチボルトとだけで、長さについての説明はなし。ホームセンター売り場にあったユニクロのコーチボルトで、一番長かった65mmを選択。
※ユニクロ=衣料品メーカーではなく、ユニクロームメッキの事らしい。
6mmの木工ドリル
メーカー動画には7mmドリルを用意とあったが、100円ショップで買った木工ドリルセットに7mmが無かったので、6mmを使用。
レンチ
ペダルレンチを使用。ボルトのサイズは14mm。
杉の丸太
キンクラを購入したお店で、オマケにもらいました。
取り付け手順
仮置きして、穴の位置に印をつける。
ドリルで穴あけ。
コーチボルトで固定する。
完成!
ボルトの長さ65mmでは短いかと思ったが、持ち上げてもグラつかないので良しとする。
試し割り
失敗例
初めてで叩く力が弱かったのか、乾燥しきっていない木で試したからか、ときどき失敗も。
その1、クサビで跳ね返される。
その2、底に着いても、2つに割れない。
対策は追々研究していく。
割り比べ
キンドリングクラッカー、ハスクバーナ手斧、シルキーナタで、去年購入したクヌギの乾燥薪を割ってみる。
ちなみに、それぞれの熟練度は
- ナタ 昨シーズン中は、ほぼこれで焚付を作っていた。
- 手斧 シーズンが終わってから購入。試しに何本か割った程度
- キンクラ 初めての使用
シルキーナタ
バトニング 20回。 昨シーズン中は、もっと少ない回数で割れていたと思うが。
慣れているので難易度は低い。叩く衝撃で樹皮が剥がれた。
※ バトニング=木の棒で刃の背を叩いて割る方法。
ハスクバーナ手斧
地面叩きつけ割りで、 7回。
不慣れなので、1回1回に時間がかかった。シルキーナタと同じく樹皮が剥がれた。
キンドリングクラッカー
コンコンと叩いて固定、力を入れて7回。
手斧と同じ7回だが、こっちの方が気楽。刃物を振り回していない安心感。
割れた木がリングに当たるコンッという音が気持ちいい。
キンクラのみ樹皮が剥がれなかった、たまたま?
両側に箱を置いて、割れた薪がそこに入るようにすれば、効率アップしそう。
というわけで
感想としては、こんな感じ。今後は、いろいろな材料を、いろいろなハンマーで試してみたい。
キンクラ | ハスク手斧 | シルキーナタ | |
---|---|---|---|
スピード | ◎ | ○ | △ |
安全度 | ◎ | △ | ○ |
ワイルド感 | △ | ◎ | ○ |
でも、ハスク手斧も、もっと使いこなせるようにしたい~。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません