薪ストーブ(ドブレ760)のメンテナンスをプロに頼んだので、横に張り付いて手順をメモしてみた
薪ストーブの初メンテナンス。今回は業者さんに頼んだけど、次回以降は自分でするつもりで、手順をメモ。
多くの人は、湿気で錆ができないように、シーズン終了直後~梅雨前にメンテするらしい。
Contents
煙突の掃除
ヘッド部分の掃除
- ヘッドを留めているビス外す。
- 大きいビニールかぶせてヘッドを取り外す。以下の作業はビニール袋に入れたまま。
- ヘッド上部のビス外し、金網を外す。
- 二重構造になっているので、細めのブラシでこすってススを落とす。通常は樹脂のブラシで十分。脂を含む場合はスチールブラシ、との事。
煙突部分の掃除
- ブラシを、回しながら挿し込んでいく。
- ロッドを継ぎ足しながら、差し込んでいく。ドブレの場合は、明確な突き当たった感があるらしい。ウチの場合は 煙突部分はストレートな4メートル。ロッド4本継いでいた。
- ロッドをバラしながら抜き取る。
掃除道具は、ファイヤーサイドのブラシとネジ式ロッドを使っていた。
ネジ式は、左に回すとネジが外れてしまうので、挿す時も抜く時も必ず右回しで。ロック式のロッドもあるようだが、少々お高い。
仕上げ
- ヘッドに金網を取り付け。
- ヘッドを煙突の先に取り付け。ネジ締めはコーキングをつけると尚良。
- 塗装が禿げていたら耐火塗料をスプレー(見た目の問題。ステンレスの煙突なら実質の問題なし)
コーキング材と耐火塗装は、使っていた商品名を確認していないので、紹介は無し。
本体の掃除
事前準備
- マスカーなどで養生。
- 引き出しの灰を捨てる。
- 火床にたまった灰を捨てる。業務用掃除機を使っていた。
- 扉を締めて隙間に紙をはさんで、するっと抜けたらガスケット交換。
分解
- メインのガラス扉を外す。
- 灰受けの扉を外す。
- 天板を外す。
- 薪ころがり防止柵を外す。
- 内側天井の板を外す。ここだけは2人で作業していた。2枚が重なるように収まっている。向かって左を一人が持ち上げ、もうひとりが右を外し、その後左を外す。
- 耐火煉瓦を外す。左1枚、奥2枚。置いているだけなので、持ち上げれば外れる。
- 中央の底板を外す。奥を持ち上げて、奥側にずらして取り出す。
- 左右の底板を外す。
- 煙突直下のカバーを外す。上に持ち上げ、下側を手前に引く。
右の扉を外すには六角レンチが必要。今回は外さずに清掃していた。
掃除
金属パーツ
- 全てのパーツの汚れを拭き取り、クレ5-56をした後、乾拭き。
- 本体の汚れには、普通の窓に使うガラスクリーナーを使っていた。
- 錆があるところはストーブポリッシュ 薪ストーブの靴墨みたいなもの。業者さんが使っていたのはコレ↓。
内側
- ブラシで煤や灰をこすり落とす。
掃除してるとハリガネ的な補強材が落ちてくるが、運搬時の保護用なので取れても問題なし。
前扉のガラス
- 外側は普通のガラスクリーナーでOK。
- 内側は専用クリーナーを使用。使っていたのはコレ↓
組み付け
- 左右の底板を入れる。左右の区別はなし。
- 真ん中の底板入れる。穴が手前。手前を先にはめてから奥を入れる。
- 背面のレンガを置く。左右の区別はなし。
- 左のレンガを置く。内側天井部分の円弧の跡がついているので、それをみて位置を合わせる。
- 煙突下のカバーを入れる。上をはめてから、下を押し込む。
- 内側の天井をはめる。ここも2人で作業。先に向かって左の板をはめて持ち上げたまま、右の板を差し込んでから、左の板を下ろす。
- 薪転がり防止柵をはめる。
- 灰受けの扉はめる。
- 正面ガラス扉をはめる。
注油
- 扉やノブなどの可動部には、潤滑剤をスプレーして吹き取る。
- 外部の蝶番には、ワコーズのラスペネを使っていた。
- 内側は耐熱のワコーズTHCを使っていた。
湿気対策
- 次のシーズンまで除湿剤を入れておく。新聞紙まるめて入れとくだけでもいいらしい。
というわけで
2人で2時間強。自分一人でやるには中々大変そう。
業者さん曰く、平日朝晩と週末だけなら、毎年ここまでする必要はない。分解せずに、本体内部の清掃だけをして、3年に一回ぐらいプロに頼めばいい、との事。
だったら、軽い自分メンテ → 煙突掃除、本体分解もする自分メンテ → 軽い自分メンテ→業者さんに頼む → 軽い自分メンテ、なサイクルにしようかな。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません