漆喰の内壁の家に1年半住んで感じたメリットデメリット

2020-05-25

キッチン・水回り・玄関の一部を除いて、すべての内壁は漆喰。そんな家に住んで1年半が過ぎましたので、感じたことをまとめてみました。

いいところ

雰囲気

優しい白、手作りを感じるコテ跡、天然素材だという安心感。

触り心地

画一的でない、ざらっとした感触。時々無意識に撫でています。

造形が自由

うちは、記念に家族の手形をつけたぐらいですが、タイルを埋め込んだり、木目やシボのような模様をつけたり、いろいろできるようです。

わるいところ

冬、冷たい

漆喰は外気の影響を受けにくいという情報も見かけましたが、ウチの場合は、冬に壁を触るとけっこう冷たいです。素肌の背中が触れると「ひゃっ!」ってなるぐらい。

欠ける

特に角、家具などをぶつけると、ボロっと欠けます。あと、凹凸が大きいコテ跡の部分も、硬いものをぶつけるとポロッととれます。

漆喰を買ってきて重ね塗りすれば、自分で補修可能だそうですが、今のところ下地のボードが見える程に欠けたところは無いので、未処理。

こすると痛い

ウチは結構荒めの仕上げになってます。爪やすりの代わりになるぐらいのザラザラっぷり。

たまに、子どもが走り回っていて、肘とかを擦りむいてます。

子供が絵を描く

年齢もあるかもですが、前の家ではそんな事はしませんでした。白くて程よいザラザラ感が創作意欲を掻き立てる?

鉛筆で描いた絵は、消しゴムで消えます。

ペンで描いた場合は、紙やすりで軽く削るか、漆喰を上塗りで補修すればいいそうです。ウチは今のところ、消さずに残してます。

3歳後半ぐらいからは、落書きしなくなったので今後は心配ないでしょう。

実感なしなところ

  感想
メリット  
 吸湿 全室漆喰なので比較できず。前のマンションと比べても特に。
 脱臭 全室漆喰なので比較できず。前のマンションと比べても特に。
 火に強い ストーブが壁近くにありますが、幸いこの事を実感するハプニングは起きていません。
 防カビ 水回りには使っていないので。
 有害物質浄化 前に住んでいたのマンションのときは、冬に必ず喉や鼻の炎症で病院に行ってました。今の家でその症状は収まってますが、自然が多い立地など他の要素もあり、漆喰のおかげかどうかは不明です。
 音が通りにくい クロスを張ったよりは厚さがあるのでそうなのかもしれませんが、ウチは下地が石膏ボード?なので、そんなに感じません。
 長耐久性 まだ1年半なので。
デメリット  
 水を吸いやすい 水回りには使っていません。ダイニングで思いっきり液体がハネれば壁に届きますが、幸いまだ。
 塗ったあとの匂い 自分たちで塗った時も、しばらくして住み始めた時も、全く気になりませんでした。
 ヒビが入る ヒビは、まだできてません(気づいていないだけ?)白いチョーク(原料が同じ)で塗れば補修できるそうです。
 汚れが目立つ スイッチまわりも、まだ気になりません。

漂白剤、サンドペーパー、上塗りで消せるようです。

DIYでちょっと安くなる

漆喰壁は塗る手間、乾燥待ちの時間、左官職人さんの工賃などで、クロス貼りの壁より価格が高くなるそうです。

ウチが施工してもらった工務店さんでは、漆喰塗りのDIYが可能でした。

友達にワイワイ手伝ってもらいながら塗って、素人では塗りにくいところや、仕上げを職人さんにやってもらい、ちょっと費用を抑えられました。

漆喰壁を検討中の方は、工務店さんに相談してみてはどうでしょう?

というわけで

ありえないけど、もし、また家を建てるとしても、予算が許せば内壁は漆喰がいいな、と思いっています、今の所。

また、何年か経ったら、改めて感想を書きます。

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