(ブロック)掘っ建て小屋で、ニワトリ小屋を自作してみた。

2022-04-25

ピヨたちも大きくなってきたので、そろそろニワトリ小屋を用意せねば。

小屋を作りかたをネットで調べると、コンクリートを打ってたり、コンクリートブロックをずらっと並べて基礎を作ってたり、と、きっちり作っている人が多い。 DIY初心者にはハードルが高すぎ。

そこで、ニワトリ飼育の参考にしている本にのっていた「ブロック掘っ建て小屋」で作ることにしました。

掘っ立て小屋のメリット・デメリット。ブロック掘っ立て小屋とは

掘っ立て小屋とは、礎石などを用いず、柱を直接土に埋め込んで建てる小屋。
メリットは、基礎を作らないので、工数が減る。
デメリットは、柱が直接土に触れるので傷みやすい。

そこで、ブロック掘っ建て小屋。
ブロックを埋めて、その穴に柱を挿し込むことにより、
直接地面に埋めるより柱が痛みにくく
柱の場所にブロックを埋めるだけなので、基礎造りが少し簡単になる。

参考書

この本は、養鶏の本ではなく、就農して自然卵養鶏で初期の収入を安定させつつ、鶏糞を土作りや野菜の肥料に利用していこうという内容です。

全98ページ中、養鶏について割かれているのは27ページ。それでも、小屋の建て方、ヒナの育て方、エサの自家配合、採卵、病気害虫害獣対策、飼育の注意点、卵の販売など、一通りの内容について書かれてます。

設計

1m×2m

参考書によると「2羽あたり1㎡」とのこと。4羽用なので、このサイズ。

片流れ屋根。

三角屋根より作成の難易度が低い。

平屋根よりも、水はけが良い。

上に物を置いたりできそうなので二寸(20%の勾配、約11度)の緩勾配。(後から思うと1寸( 10%の勾配)で良かったかも。)

高さは、1.4m。

あまり高いと風の影響が心配。

あまり低いと中の作業がしにくい。

中腰で入れる高さ。

材料

コンクリートブロック

コンクリートブロック

基礎になります。柱と同じ数を用意。

ブロックの間を埋めるモノ

獣が地面を掘って侵入するのを防ぐ為のもの。瓦、ブロック、レンガ、丸太、板、大きい石なんでもOK。

田植え用波板を使いました。

木材

柱はブロックの穴に入るサイズの物を用意します。実際に使ったのは45×45。

でも45×60の方が、ブロックの穴入れたとき隙間が少なめ。

手元にあった45×70がブロック穴にちょうどピッタリの大きさだったけど、一般的なサイズてはないので数が揃えにくいかも。

買ったのは、45 × 45 × 300 の木材6本、野地板?を3本。あとは、廃材を利用しました。

金網

コスト優先で亀甲金網にしました。でも、予算が許すなら平織りの方が強度が強く、野生動物などの侵入を防ぎやすいそうです。

屋根の材料

屋根の長さが5尺で、唯一そのサイズがあった塩ビを使いました。

でも本当なら、耐久性が高いポリカーボネイトやガルバリウムが良いと思います。

ネジ

ほぞ接ぎに憧れますが、時短でコーススレットの75,41,25mmを使いました。

ワッシャー

畔板と金網を固定する為に、コーススレッドと組み合わせました。

傘ビス

屋根の波板を固定する用。

あとから考えると、波板用リンフ(亀座金)だけ買って、コーススレッドで固定するのでもよかったかも?

錠前と蝶番

扉の開閉と施錠用

かかったお金

買った中で、額が大きかったのは、木材、金網、屋根の波板です。この3つだけで、ざっくり12,000円ぐらい。

足りない木材、ブロック、畦板、コーススレッドなどは手持ちのものを使いました。

基礎づくり

ブロックの位置を合わせて、ブロック間に渡した木の水平を出して、個別に水平を出して、そうこうしてるうちに、ブロック同士の位置ずれてるので、再度調整して…の繰り返し。

むしろ、コンクリートを流し込んだ方が簡単だったのでは?

組み立て

埋めたブロックに柱を立ててそこに横木を組んでいくのは、1人で作業しているので難しそうなので、先に短辺を組んで、長編の横木を組みました。

補強

廃材の角材や、厚めの板を切って方杖(垂直方向の補強)を取り付けました。

後になって、火打(水平方向の補強)もしておけば良かった、と後悔することになったけど、この時はまだそんな事はしりませんでした。

獣侵入対策

獣が地面を掘って侵入するのを防ぐため、柱の間に畦板を埋めます。

ブロックを埋めたときにやっていれば、作業が楽だったのに忘れてました。

スコップやクワが使いにくいので、穴掘り機を使用。

金網

コーススレッドとワッシャーを組み合わせて、20cm間隔で固定。でも、これだと強度が弱そうだったので、、廃材の角棒で押さえつけるやり方にしました。

腰壁

下の方に畦板を固定して、獣たちからニワトリを隠します。

でも、後から思うと高さが足りなかった。大きくなったニワトリが首を延ばすと、普通に外から頭が見えてます。餌をやりに行くと、急いで立ち去る猫の後ろ姿を見かけることも。

廃材で枠を組んで、金網をはって、筋交でおさえる。重い。

あと、無計画に方杖を付けたので、扉がうまく入らなずに、変な取り付け方。錠前も無理やりつけてます。

屋根

垂木(縦の木)だけでは、波板が垂れる ので、横木を間に板を渡しました。

波板を置いてみると、かなりなズレ。上からみると平行四辺形になってる模様。火打(水平方向の補強)を付ければよかったかも?

完成

初の小屋づくり。廃材を使った行き当たりばったりだったけど、なんとか小屋になりました。

反省点

DIYに慣れた人には常識だと思いますが。

規格に合ったサイズで作る

参考書に「1㎡あたり2羽」書かれていて、4羽を飼うので 1×2mで設計しました。

が、一般的に販売されている金網の幅約90cm。サイズが合わず苦労しました。

土を掘るのは難しい

基礎のブロックを埋めて水平を出すのが、工程としては一番苦労しました(柱を埋める深さで調整できるので、そこまで厳密に水平を出す必要はない)。

穴を掘っても土が崩れてくるし、平らに掘ろうとしても石などがあってなかなかうまくいかず。

波板を直接貼る場合は横木(母屋)が必要

波板は縦に波が入っているので、垂木(縦の木)の上に載せると、隙間が弛んでしまう。

残りの作業

  • とまり木
  • 産卵箱
  • 自動給餌器
  • 自動給水器

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