ファンヒーターが白い煙を吐き出すようになったので、自分で分解してみた手順

2023-12-01

前回

直ったかに見えた、コロナの石油ファンヒーター(FH-E576BY)だったが、電源を入れると、本来点火するタイミングで灯油臭い白煙が出て、パネルに「E4」と表示されるようになってしまった。

灯油臭い煙が出るということは、給油と気化はできているが、着火ができてないということ?

ネットを調べると、ファンヒーターから白い煙が出るようになったので、自分で修理したという動画や記事があった。分解して着火装置と温度センサーに付着した汚れを取り除くらしい。

やってみた。

結論からいうと

僕の場合は、症状が改善しなかった。修理前と同じように、灯油くさい煙を出す。

着火装置の清掃が足りなかったのか、それとも原因が別にあったのか。

また、分解するかもしれないので、手順をメモしておく。

分解手順

はじめに

実際に分解する場合は、自己責任でお願いします。

本当はもっといろいろネジを外したが、後からわかってみれば、外す必要が無い部分もあったので、必要最小限の手順だけ記載。

注意点

ほとんどはピッチが粗いのネジが使われているが、たまに細かいものが使われている。どこに細かいネジが使われていたか、記録しておいた方がいい。

ちなみに僕は、後から気づいてわからなくなってしまった。

1.正面のカバーを外す

正面下左右のネジを外す。

正面カバーの下側を持って、上に押し上げる。結構抵抗があるので、写真のアールの部分にマイナスドライバを挿し込んで、テコの原理で外した。

2.上のカバーを外す

燃料タンク入れのフタの付け根にあるネジを外す。

上カバー前と後ろのネジを外す。ここも結構抵抗があるので、マイナスドライバーでこじる。

3.正面の部品を外す

ルーバーの、4つのネジを外す。

操作パネルは、左右のネジを外す。パネルは線で本体につながっているので、外れないようにぶら下げておく。

4.配線を外す

操作パネルの下に基盤がある。この後の部品を外しやすくする為に、配線を外しておく。

後側の送風ファンカバーについている温度センサー?は、右上の黒い線。ちょっと抜けにくい。

送風ファンモーターは、左下の青い線。ツメを広げると簡単に外せる。

燃焼室カバーについている何かのセンサーは、下側の黄色い線。コレもツメを広げて外す。

タイラップ?(一番下の写真に写っている白いサクランボみたいなヤツ)も緩めておく。

5.送風ファンを外す。

外側4つのネジだけ外す。中央はモーターを固定しているので外す必要なし。

6.燃焼室カバーを外す

正面のネジを外して、下からマイナスドライバーを差し込みこじると、燃焼装置カバーを外せるようになる。

配線があるので、前側に取り出す。送風ファンも、とりつけていた穴を通して、前側に取り出す。

やってみたこと

ゴムホースの割れ目を塞ぐ

燃焼用空気を送るゴムホース(画面右下の黒い管)に、割れ目ができていたのでテープで塞いだ。

着火装置の掃除

着火装置の先端にはスス?がこびり着いていたので、先端付近を紙やすりで削った。温度センサーも同じように紙ヤスリで。

2023年追記 FH-Hix347BYは難しかった

2018年にFH-E576BYを分解してから5年後、FH-Hix347BYも同じ症状が発生。メーカーも同じだし、一度分解した事があるので再挑戦と思って分解してみました。

が、この機種は吹き出し口にカバーがついて開閉するタイプ。仕組みが複雑で、燃焼筒までたどりつけたとしても、元通りに組み立てられる自信がなくて、途中であきらめました。

というわけで

残念ながら、症状は改善しなかった。着火装置を紙やすりでこすったけど、磨き足りなかった?金属用棒ヤスリで削ったら、改善するだろうか?

それとも、全然別の原因?

まあ、かなり長く使っているので、そろそろ買い替えかな。ダイニチのFBが見た目好み。

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