ファンヒーターが白い煙を吐き出すようになったので、自分で分解してみた手順
前回
直ったかに見えた、コロナの石油ファンヒーター(FH-E576BY)だったが、電源を入れると、本来点火するタイミングで灯油臭い白煙が出て、パネルに「E4」と表示されるようになってしまった。
灯油臭い煙が出るということは、給油と気化はできているが、着火ができてないということ?
ネットを調べると、ファンヒーターから白い煙が出るようになったので、自分で修理したという動画や記事があった。分解して着火装置と温度センサーに付着した汚れを取り除くらしい。
やってみた。
結論からいうと
僕の場合は、症状が改善しなかった。修理前と同じように、灯油くさい煙を出す。
着火装置の清掃が足りなかったのか、それとも原因が別にあったのか。
また、分解するかもしれないので、手順をメモしておく。
分解手順
はじめに
実際に分解する場合は、自己責任でお願いします。
本当はもっといろいろネジを外したが、後からわかってみれば、外す必要が無い部分もあったので、必要最小限の手順だけ記載。
注意点
ほとんどはピッチが粗いのネジが使われているが、たまに細かいものが使われている。どこに細かいネジが使われていたか、記録しておいた方がいい。
ちなみに僕は、後から気づいてわからなくなってしまった。
1.正面のカバーを外す
正面下左右のネジを外す。
正面カバーの下側を持って、上に押し上げる。結構抵抗があるので、写真のアールの部分にマイナスドライバを挿し込んで、テコの原理で外した。
2.上のカバーを外す
燃料タンク入れのフタの付け根にあるネジを外す。
上カバー前と後ろのネジを外す。ここも結構抵抗があるので、マイナスドライバーでこじる。
3.正面の部品を外す
ルーバーの、4つのネジを外す。
操作パネルは、左右のネジを外す。パネルは線で本体につながっているので、外れないようにぶら下げておく。
4.配線を外す
操作パネルの下に基盤がある。この後の部品を外しやすくする為に、配線を外しておく。
後側の送風ファンカバーについている温度センサー?は、右上の黒い線。ちょっと抜けにくい。
送風ファンモーターは、左下の青い線。ツメを広げると簡単に外せる。
燃焼室カバーについている何かのセンサーは、下側の黄色い線。コレもツメを広げて外す。
タイラップ?(一番下の写真に写っている白いサクランボみたいなヤツ)も緩めておく。
5.送風ファンを外す。
外側4つのネジだけ外す。中央はモーターを固定しているので外す必要なし。
6.燃焼室カバーを外す
正面のネジを外して、下からマイナスドライバーを差し込みこじると、燃焼装置カバーを外せるようになる。
配線があるので、前側に取り出す。送風ファンも、とりつけていた穴を通して、前側に取り出す。
やってみたこと
ゴムホースの割れ目を塞ぐ
燃焼用空気を送るゴムホース(画面右下の黒い管)に、割れ目ができていたのでテープで塞いだ。
着火装置の掃除
着火装置の先端にはスス?がこびり着いていたので、先端付近を紙やすりで削った。温度センサーも同じように紙ヤスリで。
2023年追記 FH-Hix347BYは難しかった
2018年にFH-E576BYを分解してから5年後、FH-Hix347BYも同じ症状が発生。メーカーも同じだし、一度分解した事があるので再挑戦と思って分解してみました。
が、この機種は吹き出し口にカバーがついて開閉するタイプ。仕組みが複雑で、燃焼筒までたどりつけたとしても、元通りに組み立てられる自信がなくて、途中であきらめました。
というわけで
残念ながら、症状は改善しなかった。着火装置を紙やすりでこすったけど、磨き足りなかった?金属用棒ヤスリで削ったら、改善するだろうか?
それとも、全然別の原因?
まあ、かなり長く使っているので、そろそろ買い替えかな。ダイニチのFBが見た目好み。
ディスカッション
コメント一覧
YH-TS3212Yの場合ですが、フレームロッドを紙やすりで銀色になるくらいに磨くと、7年前の灯油でも使えました。
情報ありがとうございます!
別の古いファンヒーターが同じような症状になってきたので、銀色になるぐらい磨いてみます!