「ヒヨコを迎えるまでにやること」参考書とToDoリスト。
約3週間後、ウチにヒヨコがやってきます。急いで準備をしなくては。
ニワトリの本を何冊か参考にして、やることリストを作ってみました。
参考書
3冊を参考にします。
自給用として飼いたい場合は「ニワトリと暮らす」が、参考になりそうです。
残り2冊は 中島正さんの本で、50羽以上規模の自然養鶏を対象に書かれていますが、理念的な内容も多く書かれていて、参考になります。
が、どの本も現時点では販売されてない模様。僕の場合「自給農業」は以前に購入、他の2冊は図書館で借りました。
「かわいくて、役に立つ! ニワトリと暮らす」 監修:今井和夫、著:和田義弥
大判でカラー写真や図が多く、見やすいです。
実際に飼っている人の事例、品種、入手方法、卵の孵し方、エサや育て方、小屋の建て方、締め方、鶏肉料理レシピと、ゆりかごから墓場まで書かれています。
養鶏をしている知り合いの人にも勧められた本です。
「自給養鶏 Q&A」 中島 正
中島さんが書いた中で一番新しい本。
エサ、育雛、飼育環境、病気対策、経営、心構えについて、50の Q & A が載っています。
餌の配合は書かれているけど、小屋の建て方は無し。経験者向け?
「農家が教える 自給農業のはじめ方」 中島 正
この本は、養鶏の本ではなく、就農して自然卵養鶏で初期の収入を安定させつつ、鶏糞を土作りや野菜の肥料に利用していこうという内容です。
全98ページ中、養鶏について割かれているのは27ページ。それでも、小屋の建て方、ヒナの育て方、エサの自家配合、採卵、病気害虫害獣対策、飼育の注意点、卵の販売など、一通りの内容について書かれてます。
土の上で飼うのが良いらしい。が…。
「自給農業のはじめ方」によると、まず小屋を建て、その中に育雛箱を作り、そこで育てる。床には、板やコンクリートは張らず、土の上で育てること。なぜなら、
- 地面から立ち上る湿気を浴びる
- 砂浴びで寄生虫を駆除
- 土をあさって、ミネラルや消化用の石を摂取
などは、地上で暮らすニワトリにとって必要な環境条件。
育雛は、他の場所でも良いけど、大きくなって鶏舎へ移動させると、環境の変化で病気になる可能性もある、との事。
「ニワトリと暮らす」では、育雛は床ありの箱に藁や籾殻を敷く、とありました。
できればなるべく自然に近づけて、ヒナのうちから土の上で育てたい。けど、小屋を3週間で用意するのはDIY力の無い僕には、ちょっと厳しい予感。かといって、小屋無しで育雛箱だけを地面に設置するのは、すぐとなりが雑木林のウチの庭ではヒナが襲われそう。
というわけで、ヒヨコのうちは箱に土と腐葉土と藁と籾殻を敷いて、屋内で飼い、大きくなったら土の上に小屋を建てようと思います。
発酵飼料が良いらしいが…
自然養鶏農家では、自家製発酵飼料をつかっているようです。
「自給農業のはじめ方」によると、
- ニワトリが好む
- いちど発酵させているので、腐敗しにくい。
- 発酵菌の菌体タンパクが得られる(魚粉の代用)
- ニワトリの体液は弱アルカリ性、発酵飼料もアルカリ性なので合う(軟便防止、抗病力アップ、フンの匂いが減る)
その他、多くの理由があるようです。
が、発酵させるとなると、結構ハードルがあがります。
「ニワトリとくらす」に書かれていた、発酵させない自家配合飼料を作ろうと思います。
用意するもの
育雛箱
つくり
「自給農業のはじめ方」「ニワトリと暮らす」共通
天井は金網の運動場と、天井を板で塞いだ(換気口あり)寝室をつくり、境界には布のれんを下げる。
サイズ
「自給農業のはじめ方」、50羽で1800mm×900mm、壁の高さ300mm 。運動場2:寝室1。
「ニワトリとくらす」、10羽で700mm×400mm、壁の高さ400mm。
ウチは4羽予定なので、450mm×300mmぐらいで作ってみます。
材料
- 板か、丈夫なダンボール(床。壁・寝室の天井)
- 金網(運動場の蓋)
- ボロ布(寝室の 保温用)
- ヒヨコ電球、サーモスタット
- 飲水器(ヒヨコが溺れにくいものがよい)
- エサ箱(ブリキ缶の蓋でも可)
エサ
「自給農業のはじめ方」を基本に、配合飼料は発酵なしでやってみます。「ニワトリとくらす」では、腐葉土のかわりに、ミミズと砕いた煮干しも与えるようになってました。
- 1日め 玄米
- 2日め 腐葉土を追加
- 3日め 緑草を刻んだものを追加
- 6日め 徐々に自家配合飼料(米ぬか、魚粉、穀類、おから、だいず)へ切り替えていく
というわけで
まずは、育雛箱作りを優先してすすめてみます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません