ラップ&タックでスリングショットのゴムを固定する方法
スリングショットにおける伝統的なゴムの固定方法「ラップ&タック」。
少し手間はかかるけれど、シンプルなぶん応用範囲が広い固定方法です。やり方、メリット・デメリットについて解説します。
続きを読む: ラップ&タックでスリングショットのゴムを固定する方法ラップ&タックとは
ゴムバンドを、固定用の紐で巻いて(wrap)、最後に挟み込んで(tack)固定する方法。
固定用の紐は、アンバーベルトと呼ばれる専用品を使うのが一般的ですが、市販の太めの輪ゴムや、スリングショット用ゴムバンドを紐状に切って使う事もできます。
やり方
0. 用意するもの
フレームとゴムバンド
アンバーベルト

ゴムバンドの固定に使用。他のものでも代用できますが、20mで400円ぐらいなので、買った方が良いと思います。
白は、汚れて黄ばんでくるので、黒がオススメ。
バネクランプ

フレームの固定に使用。固定できるなら、バイスなど他のものでもOK。手で持ってもできますが、あるとやりやすい。
ハサミなど
余ったアンバーベルトやゴムバンドの切断に使用。
クリップ、紐など
タックするときに使います。指を使ってもできますが、あるとやりやすい。
1. フレームを固定
YouTubeでは手に持って巻く動画が多いですが、固定した方が両手が自由に使えて巻きやすいので、慣れないうちは固定することをオススメします。
ターゲット側を上ににして、バネクランプで机の角などに固定。
2.アンバーベルト、ゴムバンドの準備
ゴムバンドは、自分にあった長さの部分にマーキングしておく。
アンバーベルトは、フォークに7~8回巻いた長さを2本用意。
3.下巻き
いきなりゴムバンドを巻くと、ゴムバンドを押さえながら、アンバーベルトの端も押さえながら、アンバーベルトを引っ張りながら巻く必要があるので、慣れないうちは下巻きすることをオススメします。
引っ張って適度なテンションをかけながら1.5~2巻すると、アンバーベルトがフォークに固定されます。
4.巻き付け(wrap)
ゴムバンドのマーキングに合わせて、1巻目は少し緩めに巻きます。アンバーベルトを巻くとゴムバンドの位置が少しずれるので、位置調整。さらに2回しっかり巻きます。
折り返し
より確実に固定するためにゴムバンドを折り返して、3回巻きます。
挟み込み(tack)
フォークの上に置いたクリップを2回巻き、クリップにアンバーベルトの端を通します。
クリップを引き抜いて、でもアンバーベルトは抜いてしまわずに、クリップを外します。こうしておいたほうが、ゴムバンドを交換する時に、アンバーベルトをほどきやすくります。
チェック
重要!!実際に射つときと同じぐらいの力で何度か引っ張ってみて、ゴムバンドが外れない事を確認して完成!
メリット
いろいろなフレームに使える
ただ巻きつけるだけなので、これができるようになると、ラップ&タック専用フレーム、自作フレーム、Y字の木の枝など、いろいろなフレームにゴムバンドを固定できます。
長さを調整できる
クリップ式の固定方法は、ゴムバンドを切る必要があるので、射ってみてからゴムバンドをもう少し長くしたいと思ってもできません。
ラップ&タックは、折返し部分を長くしておけば、あとから長く調整することも可能です。(見た目を気にしなければ)
見た目が良い(個人的に)
クリップ式のメカニカルな感じも良いですが、ラップ&タックのシンプル?プリミティブ?ワイルド?な感じが好きです。
デメリット
手間がかかる
特に、巻き終わったので射ってみようとして、ゴムバンドの捻じれに気づいた時は、テンションが下がります。
左右の間違いや、捻じれがないように気をつけて巻きましょう
まとめ
ラップ&タックができるようになると、使えるフレームの幅が広がります。
スリングショットの愛好家にとって、ラップ&タックは必須のスキルと言えるでしょう。
一回やってみると、思っていたより簡単にできるので、ぜひ実際に試してみてください。
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