【2019年1月アップデート不具合】根本的に、Windows7が再起動を繰り返す問題を解決する方法
2018年3月以降、月例のUpdateがあるとWindows7が再起動ループを繰り返し、そのたびに原因となるアップデートを削除していました。
それが、半年続いて嫌気が差し、しっかり調べてみたら、ようやく根本的な解決策がわかったので手順を記録しました。
結論から言うと
HASPというUSB機器のドライバを、最新に更新したら改善しました。
以下の方法で改善すると思われるPCの条件
- OSが、Windows7 32bit
- HASPのドライバが入っている(確認方法は下記参照)
毎月 Windows Update 後に、再起動を繰り返す理由
ソフトの不正起動などを防ぐ為のUSBセキュリティ機器「HASP」で使われているドライバと、Windows Updateの中にある機能の相性が悪いのが原因のようです。
HASPメーカー側が、問題発覚後の早い段階でドライバを修正して対応したようです。
ただ、Microsoft側は「ウチに非はないので対応はしない」ということで、何も対処していないプログラムを毎月Updateに含めるので、HASPドライバの対策をしない限り、ずっと同じ症状が続きます。
改善までの手順
- 問題のアップデートをひとまず削除
- HASPドライバを無効化 or 最新に更新
- Windows Updateしなおし
問題のアップデートを削除
safeモードで起動
再起動を繰り返す途中、黒い画面で
windowsが正しくシャットダウンされませんでした。
セーフモード
セーフモードとネットワーク
セーフモードとコマンドプロンプトWindowsを通常起動する
の選択画面が出るので「セーフモード」を選択して起動。
原因となるアップデートを削除
「コントロールパネル」を開いて
「プログラムと機能」もしくは「プログラムのアンインストール」をクリック
左側の「インストールされた更新プログラムを表示」をクリック
右上の検索窓(「インストールされた更新プログラ…」と表示されているところ)に、「KB4507449」(セキュリティマンスリー品質ロールアップ)を入力
1件だけに絞り込まれるので、選択して「アンインストール」をクリック。
再起動。
それでも再起動ループが起こるなら、再度、SAFEモードで起動して、過去のKBを検索、もし見つかれば削除してみてください。
年月 | KB |
---|---|
2020年 1月 | KB4534310 |
2019年12月 | KB4530734 |
2019年11月 | KB4525235 |
2019年10月 | KB4519976 |
2019年 9月 | KB4516065 |
2019年 8月 | KB4512506 |
2019年 7月 | KB4507449 |
2019年 6月 | KB4503292 |
2019年 5月 | KB4499164 |
2019年 4月 | KB4493472 |
2019年 3月 | KB4489878 |
2019年 2月 | KB4486563 |
2019年 1月 | KB4480970 |
2018年12月 | KB4471318 |
2018年11月 | KB4467107 |
2018年10月 | KB4462923 |
2018年9月 | KB4457144 |
2018年8月 | KB4338821、KB4343900 |
2018年7月 | KB4338818 |
2018年6月 | KB4284826 |
2018年5月 | KB4103712、KB4103718、KB4103713 |
2018年4月 | KB4093108、KB4093118、KB4093113 |
2018年3月 | KB4088875、KB4088881 |
HASPドライバーの対策
ドライバの有無を確認
「コントロールパネル」を開いて
「管理ツール」もしくは「システムとセキュリティ」→「管理ツール」をクリック
「サービス」をクリック
「Sentinel LDK License Manager」を探す。(並んでいる項目のどれかをクリックした後、「S」キーを押すと、Sで始まる項目まで移動するので探しやすい)
使っていないならドライバを無効化
HASPという機器を、あきらかに使っていないなら、
↑の画面で「Sentinel LDK License Manager」を右クリック
「プロパティ」を左クリック
「スタートアップの種類」を「無効」に変更
「OK」をクリック
HASPを使っているかどうかわからない場合でも、一旦無効にして影響が出るソフトがなければOKだと思います。
※10/21追記 コメント欄で教えてもらったんですが、Sentinel LDK License Manager を無効化しても、再起動ループは改善しない場合もあるようで、最新のドライバーをインストールしたら解決したそうです。
使っているなら最新版ドライバーをインストール
メーカーのページからドライバをダウンロード
僕の環境の場合「Sentinel HASP/LDK – Command Line Run-time Installer」をダウンロードしました。別のPCでは「Sentinel HASP/LDK Windows GUI Run-time installer」だったようです。
おそらく、後者のGUI Run-time installerの方が使われている割合は多いとおもいますが、HASPを使っているソフトによって必要なドライバは変わるはずなので、システム管理者やソフト開発元に確認を。
リンクをクリックすると使用許諾契約書が表示されるので、一番下までスクロールして「I Accept」をクリック
「Click here to download file」右のリンクをクリック
また使用許諾契約書が表示されるので、一番下までスクロールして「I Accept」をクリック。
これでようやくダウンロード開始。ドライバをインストールしてください。
Windows Updateしなおし
「コントロールパネル」を開いて
「Windows Update」もしくは「システムとセキュリティ」→「Windows Update」をクリック
「更新プログラムのインストール」をクリック
動作確認
PCを立ち上げ直して、再起動を繰り返す症状が収まっているなら、
ようやく無限再起動地獄からの脱出完了!
ディスカッション
コメント一覧
私もこちらの記事のおかげで再起動ループから抜けられました。
ただ、Sentinel LDK License Managerを無効にしただけでは改善せず、
HASPのドライバをアップデートしたら直りましたので報告しておきます。
コメント、情報ありがとうございます!
本文の方に追記しておきます。
お礼を言わせてください
私も同じ症状で悩まされてきましたが、こちらの記事のおかげで解決できました。
有難うございました。
大塚明夫さん、そう言ってもらえると、うれしいです!
コメントありがとうございます!
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