杭を立てる下穴を掘るなら、穴掘りドリルがあると超楽!
DIYで塀を作ってます。土台は、30cmぐらいのトンガリを地面に挿して固定するタイプ。
その為に穴を掘るんですが、地面が固い!片手スコップで掘っても、鍬で掘っても、なかなか進まない。
そこで、実家にあった穴掘器(穴掘りドリル?) を借りてきたら、びっくりするほど簡単に穴が掘れました!今までの苦労は何だったんだ?
便利だと感じたポイントをまとめました。
手回しの穴掘りドリルとは
こんなんです。
これは小林工具製作所の「かんたん穴掘器」という商品
地面に先端を突き刺し、T字のハンドル部分を持って回すだけで、楽に穴が掘れる。
写真ではわかりにくいですが、らせん状ドリルの外側には軸と平行な刃もついていて、こいつもいい仕事をしているようです。
良いと思った点
硬い地面でも掘れる。
今回、穴を掘ったのは、学校の運動場のようなかんじの硬い地面。
片手スコップや鍬を使っても、なかなか掘り進めませんでした。
ところが、このドリルを使うとザクザクゴリゴリと、面白いように穴が掘れます!
必要最小限の土だけ掘れる
スコップなどで穴を掘ると、側面の土が崩れ落ちてくるし、掘った土をすくい出す空間も必要なので、どうしてもスリ鉢状に掘りすすめます。掘る深さが深くなるほど穴の直径も大きくなってしまう。
近くに庭木などがあると、穴を拡げたくないけどもっと深く掘りたい、みたいなジレンマに。
このドリルは、本当にドリルサイズの穴しか空きません。
掘り出す土の量もドリルの体積分だけ。
それだけ労力も少なくて済みます。
掘る土の量を計算してみました
※2017/08/25追記
深さ30cm掘る場合。
土の比重は、ふかふか赤土なら1弱、石まじりなら2強らしいので、間を取って1.5で計算。
ドリルの場合
ドリルの直径 75mm
円柱の体積は、半径×半径×Π×高さ なので
32.5 × 32.5 × 3.14 × 300
= 994,987.5立法mm × 比重1.5
= 1.49kg
スコップの場合
剣先スコップで掘るとして、刃の幅が25cmぐらいなので、直径を30cmの円錐で計算します。
円錐の体積は、半径 × 半径 × Π × 高さ ÷ 3 なので
150 × 150 × 3.14 × 300 ÷ 3
= 7,065,000立法mm × 比重1.5
= 10.6kg
思ったより差がでました、約7倍。
掘った土を戻す事も考えると、運ぶ土は3kgと20kgの差!
支柱を立てる場合も
スコップだとスリ鉢状に穴が空くので、柱を真っ直ぐに支えておいて、その周りに土を戻して行く作業が必要。
ドリルの場合は、円柱状の穴が空くのでそこに柱を差し込んで、隙間に土を入れるだけ。
あまり力を使わずに掘れる
ハンドルに体重をかけて、自分がドリルの周りをカニ歩きでぐるぐる回る。
そうすれば、力はほとんで必要なく穴を掘れます。
もちろん手の力だけでも十分簡単に掘れます。
注意点
石は苦手
地中にある程度の大きさの石があると、刃がひっかかってそれ以上掘り進められません。
100円玉大の石でもドリルのちょうど中心にあると、進まなくなる事もありました。
そういう場合は、片手スコップを穴に突っ込んで石を取り除いてから、掘り進めます。
それでも全てスコップなどで掘るよりは楽ですが、なるべく石が少ない地面に使った方がいい感じました。
というわけで
穴掘りドリルを使うとスコップで穴を開けるより、時間的にも体力的にも半分以下。
柵を作るとか、草花庭木に肥料をやるとか、穴を掘りまくる人は買っても元は取れると思います。
※苗ポットを大量に植える場合も、なかなか使えました。
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